水没するデータセンター

私は現在、海外データセンター関連の業務に従事しています。
このため、データセンター関係の話題には少々敏感で、それなりにアンテナを高くして見ているつもりです。

サーバ構築やツールのことばかりでブログを続けようとしてもすぐに行き詰ってしまうので、どのような話題を書いたら見てくださる方々の役に立つかな…と考えてみた結果、自分が今一番よく知っていることを取り上げるのがいいだろうという結論に落ち着いたので、これからデータセンター関係の話題も扱っていきたいと思います。

ということで、少々古い話題ではありますが、水没するデータセンターの動画です。

水没するデータセンター

データセンターに勤務したことがある身としては、悪夢以外の何物でもないです。

動画はトルコにある(あった)ボーダフォンのデータセンターらしいですが、見る限り地下にあるように見えます。以前、中国は北京で地下にあるデータセンターを訪問したことがありますが、こんな動画を見てしまうとそこにはシステムを置きたいという気持ちにはなれませんね…

ところで、地下にデータセンターを作るメリットって、何があるのでしょうか?

電力は地上でも地下でもあまり変らなさそうですが、空調の排熱は明らかに地下の方が不利ですよね。ひょっとしたら、地下は冬は暖かくて夏は涼しいからなのでしょうか(北京の冬は寒かったです…)

あと強いて言えば、床荷重が取れることでしょうか(それ以上下の階がないという条件が必要ですが)。
下が土であれば、それほどお金をかけないでも高負荷に耐えられる床を作れそうですが….

ちなみに、今まで見た中で一番高かったのは、地上27階にあるデータセンターでした。

塩狩峠

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