Nexus Sをマレーシアで利用する (1)

Nexus SはSIMロックフリーな端末なので、その醍醐味は海外に出かけた時に現地のSIMを利用して格安で通信をする!という点にあります。

先日イギリスに出張した際にも現地のSIMを購入することをもくろんでいたのですが時間の関係で達成できず、悔しい思いをしました。

そこで今回のマレーシア(クアラルンプール)の出張では、なんとかかんとかしてSIMを入手し、インターネットに接続することができました。

SIMは会社のオフィスがあるCyberjayaの中にあるお店で購入しました。現地社員の方に連れて行ってもらったので、お店の名前や場所はわかりませんが、宿泊したインターコンチネンタル(旧ニッコー)クアラルンプールの正面にある商業施設でも見かけたので、入手性はいいようです。

お店では、”音声通話はしない、インターネットにだけアクセスをするためにSIMが欲しい”(通話は会社支給の携帯があるので)と言って渡されたのが、DigiというキャリアのInternet Unlimited Max 5というプリペイドのSIMでした。

現地の人とお店の人とがマレー語で何やらやり取りをしていましたが、どうやらtop up(プリペイドの額を加算すること)をしないとすぐに使えなくなる、という説明があったので、あと2日間滞在するといったら30リンギットくらいでいいだろう、と言われたので言われるがままtop upをしてお店を出ました。

ところが、SIMを差し替えるとアンテナは立つものの、いくらやっても接続ができない…最終的に、現地の方のアドバイスなどを交えて以下の手順で接続に成功しました。

  1. Nexus Sの電源を切って、SIMカードを差し替える。
  2. 電源を入れて、適当な番号(私の場合は”128″)に電話をかける。
  3. 音声でガイダンスが入り、言語を選択するとアクティベーションが完了する。
  4. Nexus Sから”*128#”に電話をかけると画面上に、メニューが現れる。
  5. 画面の指示に従ってtop upをする。この画面は無料のようなので、一通りいろいろ試してみるといいでしょう。
  6. APNの設定を行う。いろいろな情報があって試行錯誤しましたが、最終的にAPN名として”3gdgnet”を、APNタイプとして”default”を設定すればいいということが判明しました。
  7. 設定自体はこれで完了なので、ここで接続できるはずなのですが、管理人の場合はいくらやってもダメだったので、ダメ元で一度電源を切って、Nexus Sを再起動したら、あっさりと接続。

という感じでした。

一度接続されてしまうと非常に快適で、テキストベースの情報や普通のWebページを閲覧する程度であれば、全く問題はありませんでした。

ちなみにこのInternet Unlimited Max 5というプランは、10KB毎に0.1リンギットが従量課金されますが、上限が5リンギット(約150円弱)であるため、事実上1日あたり5リンギットでインターネットを無制限に利用できるという、非常に使い勝手がいいプランです。1日100MBを超えると速度制限がかかるようですが、日本のSIMで利用することを考えれば夢のような金額です。

ホテルの有料インターネットの接続がそろそろ切れるので、続きは別のエントリで。

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