Cent OS 5.6にPHP 5.2.4を導入

このWordpressが動いているサーバは、Cent OS 5.6で動作しています。
ちなみに、現在動かしているCent OSのバージョンを知りたい場合は、以下のコマンドを叩きましょう。

[root@www Ryu]# cat /etc/redhat-release
CentOS release 5.6 (Final)

しばらく前から、Wordpressの管理画面にWordpress 3.2への更新を促すメッセージが表示されているのですが、PHPの要件が5.2.4以上で、普通にyum updateしているだけでは更新できる環境が整いません(Cent OS 5.6のデフォルトでは、PHPは5.1系になっている)。

CentOS 5.6ではリポジトリにPHP 5.3系が収められているので、それを指定してyumでアップデートすれば導入はできるようなので、今回はそれに挑戦してみました。念のため、現在導入されているPHP関連パッケージを確認。

[root@www Ryu]# rpm -qa | grep php
php-cli-5.1.6-27.el5_5.3
php-devel-5.1.6-27.el5_5.3
php-pear-1.4.9-6.el5
php-mysql-5.1.6-27.el5_5.3
php-common-5.1.6-27.el5_5.3
php-ldap-5.1.6-27.el5_5.3
php-pdo-5.1.6-27.el5_5.3
php-5.1.6-27.el5_5.3
php-mbstring-5.1.6-27.el5_5.3

意外と9つものパッケージが入っていました。まずは既存パッケージの削除から。

[root@www Ryu]# yum erase php
[root@www Ryu]# yum erase php-common

依存パッケージも削除されるため、これだけで上記の9パッケージが削除されます。
続いて最新版の導入。基本的に1パッケージずつ導入します。

[root@www Ryu]# yum install php53
[root@www Ryu]# yum install php53-devel
[root@www Ryu]# yum install php53-mysql
[root@www Ryu]# yum install php53-ldap
[root@www Ryu]# yum install php53-mbstring

php53-cliとphp53-commonはphp53の導入時に、またphp53-pdoはphp53-mysqlの導入時に依存関係で自動的に導入されるので、個別に導入する必要はありません。

また、php53-pear = PHPのライブラリを管理するパッケージは、Wordpressの動作環境としてだけPHPを利用するのであれば気にする必要はありません。ちょっとだけ手間がかかりますが、それでも入れたい!という方は、こちらを参照すると幸せになれると思います。

最後にApacheを再起動して、ログにエラーが吐かれていないことと、Wordpressにアクセスしてみて正常に表示されれば完了です。

ちなみに私の環境では、Ultimate Plugins Smart Update Pingerが何やら悪さをしてプラグインのソースコードらしきものが一部不正に表示されていたので、このパッケージを無効にしたら正常な状態に戻りました。

コメントする