エアホッケー@データセンター

タイトルがすべてを物語っています。

まず、よく思いついたなぁと感心しました。
次に、よく実行する気になったなぁと感心しました。
そして最後に、よく自分の顔が出ている動画を公開する気になったなぁと感心しました。

まずはこちらをご覧ください。

 一応説明しておきますと、データセンターのサーバールームの中は、超強力な空調システム(通常CRAC = Computer Room Air Conditioning)が入っています。もちろん収納されているコンピュータが出す排熱を処理して、サーバールームの室温を一定に保つのが目的です。

 空調機器の設定方式は色々ありますが、動画のデータセンターで採用しているのはHot Aisle / Cold Aisleという方式です。簡単にいえば、二重床の下に冷気を通わせ、ラック前面の床から冷気を出して、ラックの前面からサーバーが冷気を吸気し、ラックの背面から熱気を出して、ラック上部に熱気を最終的に逃がす、という方式です。

 ラックの前面から冷気を出すために、ラックの前面の床には通常穴がたくさん空いているパネルが使われます。その穴から常に冷気が出ているので、エアホッケーのリンクのような状態になるのです。
Hot Aisle / Cold Aisleについてより詳しく知りたい方は、こちらを参照下さい。

 と、まじめに書いてみましたが、確かに思いつくのは簡単です。私も、Cold Aisleの上で名刺を浮かせて遊んだことはあります(5秒程度ですが)。しかし、顔を出して大っぴらにやる勇気はありません。もしやったら、間違いなく大目玉です。

 Youtubeを見ていると、明らかに職場で撮影したとわかる動画が数多くありますが、こんな寛容さが日本の企業にも欲しいですね…
#私が働いている企業は、ある意味超がつくほどお堅い会社です。

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