なぜかAmazon Vineに招待された件

 Amazon Vineという言葉を聞いたことがあるでしょうか。Amazonで商品のレビューを見ると、時々出てくるアレです。私もその言葉を目にしたことはあって、何らかの選ばれし者のみが加入を許されるプログラムなんだろうな、というようなイメージしか持っておらず、それ以上の知識は持ち合わせていませんでした。しかし昨日、突然Amazon Vineに招待されたので、興味を持っている方向けに管理人のAmazon遍歴などを含めて、プログラムについて簡単にまとめてみました。

招待はどのようにやってくるのか?

 今にして思えばスクリーンショットでも取っておけばよかったと思うのですが、とある商品を購入して、その返品を行うためにAmazonにPCのブラウザからアクセスした時に、画面上部に見慣れない表示があって、よく見てみたらAmazon Vineへの招待でした。

 一も二もなく招待のリンクをクリックすると、プログラムの概要の紹介とそれに対する同意が求められ、同意をして進んでゆくとそのままその場でプログラムへの参加が完了しました。Amazon Vineへの参加ルートはAmazonからの直接招待しかないので、Amazonがオファーを出す前に本人に対する審査は終わっている、ということなのでしょう。

招待を受けると何が起きるのか?

 Amazon Vineの概要は普通にググれば出てくるので、端的に言えばこのページに書かれていることがすべてです。これより細かい情報としてはWikipediaのページがあります。若干主観的な情報も入っていますが、こちらのほうがより実情を反映しているようです。

 スクショとかは載せないほうがいいと思われるのでテキストで紹介すると、プログラム加入時点でAmazon Vineでできることは以下のとおりです。

  • プログラム専用のURLにアクセスすることができるようになる。
  • そのURLは以下のタブで構成されている。
    • Vineの商品 : レビュー対象の商品を選択できる、更に以下のタブがある
      • お客様へのおすすめ : 各参加者が興味を持ちそうな商品が優先的に表示される
      • すべての人で利用可能 : おすすめをしても十分な参加者が集まらなかった商品が出る?
      • 追加商品 : 自分でVine対象商品を検索・注文できる、管理人の場合は加入時点で550件+の商品が登録されていた
    • レビュー : 自分が投稿したレビューを参照できる
    • 注文 : Vineプログラムに則って行った注文を参照できる
    • アカウント : Vineプログラムへの参加状況 (ランクなど) を参照できる
    • リソース : 加入時に同意した参加条件などの文書を参照できる
  • “Vineの商品” から自分がレビューをしたいと思う商品を注文して、到着したらレビューを書く。

どんな商品がレビューできる?

 管理人はこれまでスマホ・タブレット関連のニッチな商品をAmazonで購入することが多かったためか、”追加商品” はそちら方面の商品が多数表示されています。たとえば食品をよく購入する方であれば食品関連が数多く表示されるのでしょう。もちろんそれ以外のジャンルの商品も表示されてはいるのですが、翌々考えてみると自分がかつて購入したことがある商品と同じカテゴリのものばかりな気がします (無作為にしては思い当たる節が多すぎる)。

 検索すれば普通に出てくる、Amazon Vineへの商品を提供を検討している方々をターゲットにしたプログラム紹介記事を見ればわかりますが、プログラム参加者はAmazon Vineに明確な目的を持って商品を無償提供します。その目的とは、レビューをしてもらう交換条件として商品を無償提供し、自社やその製品のAmazonにおける認知度を上げることです。このため、すでに認知度があるメーカーの商品がAmazon Vineに無償提供される可能性は低く、必然的に無名に近いメーカー、あるいは見慣れないニッチな商品が主なレビュー対象商品となることは想像に難くないと思います。かつては大手メーカの製品などが登録されていた時代もあったようですが、現時点ではニッチ or 怪しげな製品が大部分を占めているというのが実情だと思います。

どれくらいの頻度で商品リストは更新される?

 正確にはわかりませんが、見ている限りリアルタイムでリストの更新は行われているようです。定期的に更新されている気配はなく、対象商品のリストのページをリロードすると追加されている、という感覚です。もちろん更新がないときはありませんが….

 商品は頻繁に追加されるのですが、汎用性が高い / 誰にでも利用できそうな商品は、あっという間にリストから消えます。一般の販売とは異なり、Amazon Vine向けに提供されている商品数は限られていて、有用そうなものはレビュー依頼が殺到してあっという間に在庫が切れてしまうのでしょう。逆に、ごく一部の人にしか刺さらない商品は、刈り取られずに残り続けるようです (管理人に表示されている商品で言えばスマホケースやプリンタインクなど、特定の機器を所持している人のみに意味を持ち、かつレビューが可能な商品)。

今の時点で思うVine参加のメリットとデメリット

 メリットとしては、もちろん本来有償の商品を無償で入手できるという点でしょう。Vineで入手した商品の転売は禁止されているので直接的な金銭面での利益はありませんし、レビュー対象商品が必ずしも自分が欲しい / 必要だと思うものばかりではないことを差し引いても、十分な魅力があるといえると思います。

 しかし、Vineメンバーであり続けるには、Amazon Vine向けに提供されている商品を取り寄せ続けて、かつレビューを書き続ける必要があります。最初のうちは面白くてやってみたけれども飽きてしまった、特に最近掲載される商品に魅力がなくなったなどの理由で辞める方も、少なからずいるようです (ググればたくさん情報が出てきます)。AliExpressが大好きな私は、中華製の怪しげなガジェットは大好物なので、これらが掲載されている限りは当分頑張ってみるつもりですが、これについてはそのうちまた気が向いたら記事をかくと思います。

何をやったら招待されたのか?

 当然ではありますが招待の基準は公開されていません。Amazonストアで最も洞察力のあるレビュアーをVineメンバーとして選出しますとされているので、常識的に考えれば、Amazonでたくさんの買い物をして、たくさん良質なレビューを書くのが近道と思われますが、正直言って自分がそうだったとは思えず、なぜ自分が選出されたのかは私自身が大いに疑問に思っている状態です (実際そのような “修行” を重ねてもお声がかからなかったというブログも見かけますし…)。

 以下に上げるのは、Amazon Vineに招待されたことと関係があるかは分かりませんが、その引き金を引いたかもしれないと自分で思う属性や最近の行動を並べてみます。この通りにやれば招待して貰える確率が上がるとは口が裂けても言えませんが、それを理解した上で眺めてみてください。

おそらく最古参のAmazon利用者の一員である

 Wikipediaによると米国で amazon[.]com が開設されたのは1995年7月、日本語版の amazon.co[.]jp が開設されたのが2000年11月とされています。私が初めて amazon[.]com を利用したのは1997年 (何月かは確認できない) で、1997年10月に日本で発売された世界初のMMOであるところのUltima Onlineの攻略本を購入するためにアカウントを作ったことを今でも覚えています。

 これは無関係だったとしても、amazon.co[.]jpで最初に買ったのが2002年9月に発売された Final Fantasy XI だったので、これもかなりの古株と言っていいでしょう。はるか昔からAmazonを利用し続けているという実績は、ひょっとしたら信頼できるユーザと見られる一つのパラメータかもしれませんね。

直近で大きな買い物をしている

 Amazonというと実に様々な製品がある一方で、ソフトバンク / ドコモ / 楽天が形成する携帯電話を核とした経済圏からは一定の距離を保っているため、ポイント還元を考えると価格での優位面が他のECサイトより一歩劣るというのが現状だと思います (時々とんでもないお買い得商品があることも事実ですが…)。

 改めてなぜ突然Amazon Vineに招待されたのかを考えた時に、一つ思い当たるのが大きな買い物をしたことでした。大きな買い物といっても、標準価格が15万円くらいのTUMIのスーツケースが何故か5.9万円 + 1.3万ポイント還元の実質4.6万円くらいで販売されていたので、思わず買ってしまっただけなのですが、1万円を超える買い物はとても珍しく、かつブランド物を買ったのは初めてに近いと思うので、普段と異なる購買行動を取ったのが何かのトリガーを引いたのかもしれません。

継続的に買い物を続ける

 正直管理人はあまりAmazonで買い物をしていた自覚はなかったのですが (経済圏の関係でメインはYahoo!ショッピングとdポイント系)、改めて買い物履歴を見てみたら、相当な回数のトランザクションがあったことがわかりました。

  • 2002年 : 1件
  • 2003年 : 1件
  • 2004年 : 0件
  • 2005年 : 2件
  • 2006年 : 2件
  • 2007年 : 3件
  • 2008年 : 0件
  • 2009年 : 4件
  • 2010年 : 4件
  • 2011年 : 5件
  • 2012年 : 4件
  • 2013年 : 13件 (この年からAmazonアプリストアでの課金を含む)
  • 2014年 : 41件
  • 2015年 : 89件
  • 2016年 : 59件
  • 2017年 : 36件
  • 2018年 : 29件
  • 2019年 : 46件
  • 2020年 : 52件
  • 2021年 : 41件
  • 2022年 : 31件
  • 2023年 : 32件
  • 2024年 : 16件 (この辺で課金のトリガーを引いたアプリを引退)
  • 2025年 : 26件
  • 2026年 : 5件 (前述の高額商品含む)
  • 合計 : 538件

 Amazonアプリストアの課金を含むのかという話はありますが、除外してカウントするのは途轍もなく面倒なので含めてしまいました。もちろんもっと利用している人もいるでしょうが、それなりの件数があるとは言えるでしょう。

レビュー実績は件数よりも傾向?

 スマホのAmazonアプリのアカウントサービスのページで確認できた私のレビュー関連の数値は、以下のとおりでした。Amazon Vineの招待を目指して修行していた方からするとこの実績で?と思われるかもしれませんが、私もそう思います….

  • レビュー件数 : 10件 (うち写真ありは3件)
  • もっとも多く♥を得た投稿 : ♥16 (次点が♥11)
  • 参考になった投票 : 32
  • 視聴回数 : 3,164

 この極小とも言える件数でなぜ招待がもらえたのかは分かりませんが、強いて言うならば怪しげな商品のレビューが大部分を占めていたためかもしれません。レビューを投稿した10件すべてが、おそらくは中華系の販売元が販売していると思われる商品に対してものものでした。個人的な思いを述べると、レビューが付いていない出自不明の商品であっても、良い商品は正当に評価されるべきだと思う一方で、大手メーカー製などですでに数多くのレビューが付いている商品に、1/nで埋もれてしまうようなレビューを改めて書く気が起きなかった、ということになります。

 推測に推測を重ねる形になりますが、もしAmazon Vineに参加する企業側から逆指名するような事ができたとしたら、あるいはAmazonがそれを想定して人選をしているとすれば、管理人のように怪しげな製品に積極的に手を出して、しかも真面目にレビューをする “場合もある” (もっとも文字数が多いレビューは約1,750文字だった) ような利用者に参加してもらいたい、と思っても不思議ではないと思います。

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