Let’s Note W2Eの内蔵HDDをSSDに換装

7年物のLet’s Note W2Eの内蔵ディスクに突然不良セクタが現れ、瞬く間にOSのインストールすらできない状態に陥ってしまいました。それほど高い頻度で利用してたわけでもありませんが、あれば便利な場面があったのも事実で、とりあえず修理したいなぁと思いましたが…

当然真っ先にメーカーに修理に出すことを考えましたが、購入当時は20万円以上したこのノートよりも、現在であればもっとこうスペックのノートがもっと安い価格で販売されています。修理にいくらかかるかはわかりませんが、数万円も出す気にはなれません。ちょうど自宅PCが逝ってしまったために秋葉原に繰り出すことにしたので、ついでに2.5 inchの内蔵HDDを調達して交換しよう!という結論に至りました。

この際だからSSDだと思ったものの、年代物のノートで利用できるIDE接続のSSDはほとんど市場になく、秋葉原で見てみてもかなり割高です。結局、楽天の上海問屋で売っている32GBのTranscendが秋葉原よりも安かったので、こちらを注文。とりあえずOSが起動してOfficeが動けばいい程度なので、容量は気にしないことにします(それほど選択肢自体がありませんし)。

Webで確認したところ、Let’s Note W2の分解難易度はかなり高いものの、先達の方々が有意義な情報を公開されているので、それを入念にチェック。Let’s NoteのIDE接続HDD特有の電源仕様に合致させるために必須となる41ピン折りについては、以下のサイトを参照しました。

パナソニック CF-R3 ピン折りの意味と故障原因

私は44ピンは折りませんでしたが、結論から言えばまったく問題ありませんでした。本体の分解の工程については以下のサイトを大いに参照させて頂きました。特に3つ目のサイトの分解過程の写真は本当に参考になりました。

CF-T2 を SSDに換装
Let’s Note CF-W2のHDD交換
CF-W2のHDD換装(TS64GSSD25-M)

分解で少し失敗し、DVD-ROMのドライブのイジェクトスイッチが効かなくなってしまいましたが、それほど頻繁にメディアを出し入れするわけではないし、強制イジェクトもあるので目をつぶることにしました。また、最後のネジを外す直前にちょっと手が滑ってしまって、そのネジの本体側のネジ穴の部分が壊れてしまい、結果的にそのネジは入らなくなってしまいましたが、これも実用上は問題がないので見なかったことにしています。

先達が公開している情報の中には、何をやってもSSDを認識しなかったとか、うまく動作しなかったという話もあったのでドキドキしましたが、無事に一発で起動しました。

OSを入れなおして環境を構築したのですが、大量のWindows Updateを適用した結果不自然に起動/シャットダウンが遅くなったりしたので、現時点で導入後に適用しなければならないパッチが最小のWindows 7 SP1を導入して、Windows Updateは手動で止めました。SP2適用済みのOSイメージがTechnetで公開されたら、再度OSから入れなおすつもりです。

SSD化した7年前のLet’s Noteは非常に快適で、自分も他人もびっくりするくらいOSの起動が速くなりました。32GBしかないので用途は限定されますが、出先でWebを利用したりOffice文書を編集する程度だと思うので、割り切ればまだまだ十分に現役で活用できます。

Ultrabookに心も動きましたが、もうしばらくはLet’s Note W2Eを使い続けることになりそうです。

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